こんにちは。大津市まの鍼灸接骨治療院、院長の藤井です。
最近、暖かい日も増えてきて半袖でも過ごせる日が増えてきたように感じます。ゴールデンウィークも終わり、5月も半分以上が過ぎましたね。
連休はどこかへ遊びに行かれましたか?もしかすると、親戚の方やお孫さんたちが家に集まりバタバタして、休む暇などなかったのかもしてませんね。
本日のテーマは「五十肩」です。
このブログをご覧のあなたは「肩の痛みが治らない」とお悩みなのかもしれませんね。
もしかすると「病院や整骨院でマッサージを受けているけど、全然良くならない」と、お悩みなのかもしれません。ご安心ください。今から、五十肩の状態と根本的に治すための方法をご紹介いたします。ぜひ、ご活用ください。
五十肩は「肩関節周囲炎-かたかんせつしゅういえん」という正しい病名があります。肩におこる痛みの総称をいいます。
要するにあんなことやこんなこと、色々な状態がありますよということです。
五十肩は筋肉が炎症をおこしているもの、筋肉が断裂してしまったもの、カルシウムが沈着したものまで様々な病態があります。
カルシウムが沈着したことが原因の痛みは、整形外科や病院で痛みを抑えるための注射や痛み止めのお薬を併用することが重要になります。
状態がどんどん変化していく五十肩・・・
五十肩には大きく分けて、3つの時期があります。
1.炎症期:痛みが強くなる時期
2・拘縮期:腕が上がらなくなる時期
3.緩解期:動きやすくなる時期
大切なことは痛みを感じ始めたときに適切な処置をおこない、関節が固まらないようにすることです。
ようするに、初期治療が最も大切ということです。
残念ながら長い間、痛を我慢して固くなった関節というのは簡単には良くなりません。重症化させてしまった人のなかにはリハビリを頑張っても1年以上固さがほぐれずに、痛みと動かない腕でつらい思いをされる患者さんもおられます。とくに肩にかかる負担を減らせずに状態を悪化させている人は注意が必要です。
じつは五十肩の痛みを改善するために大切なことは、「動かす」ということなんです。
「肩が痛いのに動かしたら余計痛くなるんちゃうん」と思われるかもしれません。おっしゃる通りです。しかし、痛いながらに動かしていくことが五十肩を悪化させないための秘訣なのです。
肩が痛いと「痛みを感じるのが嫌だから動かさない」ということがあると思います。これが関節を固くして痛みを長引かせる根本原因になるのです。
「痛い→動かさない→関節が固くなる→痛みが強くなる」という、無限ループに陥ってしまいます。
自宅でもできる2つの体操・・・
1.前の動き(屈曲動作)
腕をしたに垂らした状態から、両腕を耳の高さまで上げる
2.横の動き(外転動作)
手のひらをかえし、身体の真横から耳まで上げる
最初は少し痛いかもしれませんが、お風呂上りの筋肉が温まった後に体操をおこなうと肩がほぐれて動きやすいと思います。
間違っても「動かせばええんやな!」といって、重たいダンベルを持ってガンガン動かすようなことはしないでください。とどめを刺してしまいます。笑
夜中に眠れないほどの痛みでお悩みの場合は病院で注射やお薬を服用して、痛みを抑えることが大切です。そして何よりも関節が固まらないように適切な体操やケアをおこなうことが、五十肩を悪化させないために最も大切なこととなります。
症状が改善しない場合は、身体のゆがみが進行して治療が必要な状態かもしれないので当院へご相談ください。
あなたが、五十肩のつらさから解放されることを心よりお祈りいたします。
(柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 藤井康徳 監修)