こんにちは。まの鍼灸接骨治療院、院長の藤井です。
新緑美しい季節になりました。ランニングが趣味の私は、晴れの日が待ち遠しく感じております。気温も少しづつ高くなるため、脱水には気をつけないといけない季節になりました。
脱水がおこると「こむら返り」がおこりやすくなるので「喉が渇いたなぁ~」という自覚を覚える前に、こまめにお茶をお飲みになられることをオススメいたします。
さて、本日のお題は【立ち上がる時の膝痛】です。
このブログをご覧のあなたは、病院では原因がわからない膝痛にお悩みなのでしょうか?または、スポーツが大好きで運動前後の膝の痛みにお悩みなのかもしれませんね。
今から「動き出しの膝痛」の関節の状態と、解消法をわかりやすくご説明いたします。ぜひ、ご活用ください。
膝が痛いといっても原因や状態は様々です。今回は立ち上がる時の「膝前の痛み」に、焦点を絞ってお話いたします。
膝の前の痛みは、主に「➀原因がわかっているもの」と「➁原因がわからないもの」に大きく分けられます。
➀「膝前部痛 anterior knee pain-AKP」
膝蓋骨不安定症、タナ障害、有痛性分離膝蓋骨などがあります。
「なんのこっちゃい?」と、思われますよね。
要は、軟骨がすり減って膝が痛いわけではないということです。
➁「前部痛症候群anterior knee pain- AKPS」
筋肉や骨格のバランスの悪さ。
お皿(膝蓋骨-しつがいこつ)の動きが悪くなることで起こります。
主に、レントゲンでは原因がはっきりとわからない膝の痛みの多くは、➁の膝を動かす「筋肉やお皿(膝蓋骨)のバランスの悪さが原因であることが多くあります。
そのため膝を動かす筋肉の柔軟性やバランスを改善することが、治療をおこなううえでは大切になります。
そこで自宅でもおこなえる、膝のリハビリをご紹介いたします・・・
膝のバランス整える3つのエクササイズ
1.パテラセッティング 1回/5秒
足関節を90°反り上げて、タオルをしっかり押しつぶす。
2.お皿(膝蓋骨)をつまんで、上下左右に動かす
関節可動域いっぱいいっぱいまでおこなう。
3.太ももストレッチ
痛気持ちいいと感じるくらいで20秒以上おこなう。
これらのエクササイズをお風呂上りに10回×3セットおこなうことで、膝を動かす筋肉や関節のバランスが改善します。
膝が強くなれば立ち上がる時の膝痛は解消されるので、ぜひご活用ください。
それでも改善しない場合は、専門的な治療が必要な場合もございます。当院へ、お気軽にご相談ください。
(柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 藤井康徳 監修)