こんにちは。大津市まの鍼灸接骨治療院、院長の藤井です。
はじめに私が大好きなコメディアンの志村けんさん、新型コロナで犠牲になられた方々に心からお悔やみを申し上げます・・・m(_ _)m
滋賀県も少しづつ新型コロナの感染者が増えているので、不安な方もおられるのではないでしょうか。
気を紛らわせようとテレビを見ても感染者拡大のニュース速報のテロップが流れると、だんだん虚しくなりますね。
情報が溢れかえって世の中が混乱しているときは、正しい情報を理解することが大切です。
今回は「新型コロナの特徴と対策」をお伝えします。
長いお話になるので、時間がある時に見ていただければと思います。
はじめに・・・
2019年12月のある日、中国の武漢市において原因不明の肺炎が発見されて新型コロナウイルス感染症として世界中で大流行するようになりました。
2月に入ると日本でも流行の兆しが出始め、4月に非常事態宣言が発令される事態に発展しました。
歴史を振り返ると、人類はウイルスとの戦いの連続だったようです・・・
人類を脅かせたウイルスの歴史
6世紀:天然痘(日本でも流行。周期的な流行を繰り返してアメリカ大陸で大流行したものの1980年に根絶される)
マラリアがローマ帝国で大流行。1950年に殺虫剤による根絶計画を実施。
540年:ペスト(ヨーロッパで感染が広がり「黒死病」とも言われて恐れられていた。死者2500万人)
1918年:スペイン風邪(世界で死者4000万人)
1935年:結核(一時期は日本人の死因第一位になる。1950年に抗生物質により減少)
1957年:アジア風邪(世界で死者200万人)
1968年:香港風邪(世界で死者100万人)
1976年:エボラ出血熱(スーダン南部で発見され致死率が高い。死者2276人)
1981年:エイズ 後天性免疫不全症候群(20年で死者2500万人)
1996年:プリオン病(イギリスでヤコブ病と狂牛病の関係が問題視された)
1997年:鳥インフルエンザ(死者249人)
2002年:SARS 重症急性呼吸器症候群(死者774人)
2009年:新型インフルエンザ(世界214カ国で流行して死者1万8449人)
2012年:MARS (イギリスから始まり死者858人)
2019年:新型コロナウイルス(中国武漢市から始まり世界的大流行 死者????)
※ Web参照
歴史を振り返ると人類は、私たちが生まれる前からウイルスと戦ってきたわけです。
このなかで根絶できたのは天然痘だけです。
じつは多くの命を奪った歴代のウイルスは、まだ世の中に存在していて人類と共存しているのです。
敵を知る
新型コロナのようなウイルスは、大きく分けて「強毒性」と「弱毒性」の2種類に分かれます・・・
①強毒性ウイルス:ウイルス毒性が強くて、感染した母体は死にやすい特徴があります。(死亡率が高い)
②弱毒性ウイルス:ウイルス毒性が弱くて、感染した母体は重症化しにくい特徴があります。(死亡率が低い)
これらの情報をもとに新型コロナを分析すると、急速に世界流行したことから弱毒性ウイルスの分類に入る可能性が高いことがわかります。
じつはエボラ出血熱のような強毒ウイルスは、感染を拡大させるまえに母体が死んでしまうのです。
新型コロナは感染力が強いので私も感染するかもしれないし、あなたも感染するかもしれないのは事実です。
問題なのは「新型コロナの感染力が強くて有効な治療方法がない」ということ。
感染を予防するための努力は必須ですが、新型コロナは感染力が強いので予防しきれないところはあるわけです。
なので「睡眠不足・ストレス・運動不足」により、免疫力を下げてしまうことは良くありません。
なぜなら健康を害する原因は、新型コロナだけではないからです。
そしてコロナ騒動が長期化するほど、他の病気によるリスクは高くなる可能性があります。
大切なことは規則正しい生活をキープして、新型コロナに感染しても重症化しないように心がけることも重要なのです。
今、私たちが出来ること
日本医師会が「医療危機的状況宣言」を発表して、国に緊急事態宣言の発令をうながしたことは記憶に新しいと思います。
一般市民の私たちは「うわ!コロナ騒動で大変なことになってるー(・Д・)!!」と不安を感じますよね。
仕事や学業に影響すると、さらに不安が増してくるのではないでしょうか。
しかし、落ち着いて良く考えましょう・・・
町のお医者さんがいる診療所に、新型コロナの感染者が来てしまうと、院を数週間も封鎖しての消毒作業をしなくてはなりません。
そして日本はただでさえ高齢化社会の影響により、大きな病院はすでにギリギリの状態しです。
大きな病院は「私たちの命を守ってくれる最後の砦」です。
新型コロナの治療薬や防護服が少ない状態では、お医者さんや看護師さんも新型コロナと戦うことができません。
すでに崩壊しかけている病院に新型コロナの感染者が多く集まると、対応できる限界を超えてすぐに医療崩壊を起してしまうのです。
感染が広がり医療崩壊したイタリアでは、数ヶ月で100人以上の医師が亡くなりました。
もし医療崩壊すれば命に順番をつけなくてはならなくなります。
医療崩壊すれば助かる見込みのない、重症患者さんは見捨てるしかないのです。
今回はそういった背景を配慮しての、非常事態宣言だったわけです。
私達ができることは感染が拡大しないように正しい予防法を徹底して、大切な家族や友人を守るために自粛すること。
そして医療崩壊を起こさないため、正しい病院のかかり方を理解しておくことです。
新型コロナの重症化について
毎日ニュース速報で感染者が増えている情報が流れています。
新型コロナに感染すると「重症化するかもしれない」と、不安になる方もいるでしょう。
しかし、現状を分析するかぎり「感染力は強いけど致死率は低い」と判断できると思います。
よく考えてみて下さい・・・
新型コロナよりインフルエンザや交通事故、病気や癌で死亡する確率の方がはるかに高いことは事実なのです。
そして、新型コロナの治療法が確立されるまで1年はかかるでしょう。
恐らくタミフルのような薬や、ワクチンによる予防接種がベースになると思います。
予防接種は弱いウイルスをあえて体内に注射することで、体に抗体を作り感染してもウイルスに負けない免疫力をつくる作業です。
ということは抗体をつくるために、遅かれ早かれ他人から感染するか、ワクチンで感染するかの選択になってくるのです。
たぶん・・・
「いゃ〜最近コロナかかっちゃってさ〜」
「お前、まだワクチン打ってないんか!?」
「せやねん。ワクチン打っとけばよかったわ」
「皆んな打ってんにゃから、ちゃんと予防接種しときや〜」
「そういえばこないだ◯◯ちゃんもコロナなって、しんどかった言うてたわ〜」
数年後にはこんな感じで新型コロナウイルスも、インフルエンザと同じように私達と共存するようになる日が来ると思います。
先日、愛媛から関西圏を往復するトラック運転手の子供たち3人に対して、小学校が自宅待機を求めたニュースをみました。
医療機関で働く親の子供が、学校で差別的な扱いを受けたこともあるようです。
根も葉もない情報を鵜吞みにして、曖昧な判断をしたり、感染してしまった人やその家族を差別するような、くだらない言動や発言は絶対にやめましょう。
「数字」を見ましょう
志村けんさんや重症化による死亡のニュースをみると、新型コロナはとても怖いウイルスなのではないかと感じます。
本当にそうでしょうか?
数字は嘘をつきません。冷静に現状を分析してみましょう。
4月13日の時点で、新型コロナの状況を見ると国内の感染者数7123人で死者102人。
たしかに感染数は日に日に増加しています。
しかし日本国民1億2595万人のうち、死者102人という数字は多いでしょうか?
新型インフルエンザは日本でも、年間1000人以上の死者がでています。
ちなみに2019年の交通事故死者数は3251人で、新型コロナの死者数よりも少ないのです。
世界的にみると総人口77億人に対して、新型コロナの世界感染者数は176万978人、死者数は10万7064人。
世界的にはインフルエンザでも、年間50〜100万人の死者がでていると言われています。
数字だけみると凄く多いなと錯覚しますが、分母と比較してみるとどうでしょうか・・・
新型コロナは感染力が強いので、これからさらに感染者が増えていきます。
しかし現状のままいくと分母が大きくなにつれ、致死率は低くなることが予想できます。
現状の数字をみると私たちが身近に感じているインフルエンザより、怖いウイルスではない可能性が高いと判断できるのではないでしょうか。
ウイルスが耐性をつけてしまい、変異して強毒化しないかぎり大丈夫でしょう。
医療崩壊をさせないために、私たち1人1人が正しい予防をおこなうことは大切です。
しかし新型コロナに関するテレビを見すぎて、ナイーブになり過ぎる必要はありません。
コロナ離婚という現象も増えているようですが「あまりイライラしないでくださ〜い( ; ; )」と感じています。
正しく予防しましょう
謎のウイルス感染が広がり世の中が混乱すると、「◯◯で新型コロナの感染を予防しましょう」とか「新型コロナの感染予防には◯◯が効果的」という、悪徳な煽り業者が現れます。
精神的な弱みや不安な心理につけ込んだ、悪徳業者が増えるのです。
個人的には国民の不安を煽りすぎているメディアの伝え方にも、問題はあるのではないかと感じています。
「芸能人の◯◯が感染した〜」
「◯◯も感染しました〜」
「感染者がさらに◯人も増えました〜」
「世界が大変です〜」
・・・煽りすぎだと思ってしまいます( ̄ー ̄ )
私たちは遅かれ早かれ集団免疫をつけるために体に抗体をつくり、新型コロナウイルスの抗体を身につけて共存しなければならないのです。
パンデミックも感染もいつかは、必ず終息する日がやってくるので大丈夫です。
その日が来るまで、私たちは感染拡大を防ぐために正しい予防をおこない、感染してもウイルスに負けないように体調を整えて、粛々と耐えるしかないのです。
問題なのは新型コロナ騒動による経済崩壊や、失業者増加による自殺や社会的な混乱ではないでしょうか。
とても難しい時代に入りましたが、皆んなで力を合わせて乗り越えていきましょう。
今こそ志村けんさんの「大丈夫だ〜」を思い出しましょう(^。^)
「ストレスや運動不足でどうしても肩こりが腰痛がつらい」と、お悩みの方はご予約ください。
また当院は国が定める衛生基準をクリアしていますので、安心してご来院くださませ。
(柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 藤井康徳 監修)