「健康に生きるために役立つ養生訓」について

こんにちは。滋賀県大津市にあるまの鍼灸接骨治療院の藤井です。

 

先日は10代の頃にお世話になっていた恩人と、7年ぶりに再会することができました。

実はその恩人がいなければ、「今の僕はない」というほど若い頃にはとても世話になりました。

恩人もすでに70歳になりましたが、まだまだパワフルに働いていたので安心しました。やっぱり「人生の縁は大切だな~」とじみじみ感じた一日でした。

 

今回はそんな人生において「健康に生きるための養生訓」についての、お話をさせていただこうかと思います。

お時間のあるときに、ご覧いただければ幸いです。

 

 

➀全てにおいて活動的である。

まず心と体が健康であるということは全てにおいて活動的であるということでもあります。

人生には良いことばかりではなく、辛いこともたくさん起こるためどうしても動くための気力がわかないときもあります。

つらいことが起こったときには物事の両面をみつめなおして、「ポジティブにとらえる習慣」を身につけるとストレスを感じにくくなり、心がスッキリすることで物ごとも好転しやすくなります。

 

ちなみに私たちの「思考」は脳をつたわり、神経システムにも影響をおよぼすといわれています。

 

したがって「ネガティブな思考」ばかりしていると、正常にはたらくべき神経システムにも悪影響をおよぼしてしまうのです。

何ごとも焦らず「気楽にいきましょう~」ということなのです。

 

➁感情の起伏が自然である。

東洋医学の考えのなかには「五情-ごじょう」という概念があります。

五情はそれぞれ・・・

①肝臓-怒り

➁心臓-喜び

③脾臓-憂い

➃肺臓-悲しみ

⑤腎臓-恐れ

となり心と体がつながりをもっていることを、あらわしている概念となります。

 

「体の状態は心にあらわれ、心の状態は体にあらわれる」のです。

 

たとえば幼い赤ちゃんは泣いていたかと思えば、次の瞬間にはゲタゲタと笑っていたりします。

いわいる感情がつぎつぎと転がっていくわけです。この「柔らかい心のきり替え」が健康を維持するための秘訣となります。

いつも悲観的にものごとを考えたり、メソメソしたり怒ってばかりいると、いずれ心か体が病んでしまいます。

気楽に物事をとらえて心を軽くすることで「感情のバネ」を持つことができるため、結果的にはストレスに打ち勝ちやすいメンタルを手に入れられるのです。

 

③夜にぐっすりと眠れている。

世の中はストレス社会ともいわれているため、心と体のバランスを壊しやすい時代でもあります。

ストレスをためすぎると「神経のバランス」を壊してしまい、夜が眠れなくなることで疲れが解消できなくなることもあります。

実際に寝ているときには脳が傷ついた細胞の修復をおこなうため、夜が眠れなくなるとさまざまな悪影響がではじめるのです。

①東洋医学には「陰-夜。静かな時間」と「陽-朝や昼。活発な時間」という概念があります。

➁西洋医学的には「副交感神経-夜・リラックス」と「交感神経-朝や昼・活発な時間」という、同じような概念があります。

 

これらのバランスが乱れたときに不眠症となるのです。鍼灸や整体をおこない「体のバランス」を整えることで夜もぐっすり眠ることができます。ご安心ください。

 

④好き嫌いなく食べてだす。

快食快便は健康であることの証でもあります。野菜やタンパク質などの栄養バランスを考えてしっかりと食べて、いつもおなじ時間に排便をすることが健康をたもつうえでの基本となります。

食事などでとり込んだ栄養素は、消化酵素により分解されたあと腸のなかで吸収されます。

吸収された栄養は肝臓で有害物質が分解されたあとに、腎臓でろ過されて体の外へと排出されていくのです。

毒素の排泄について・・・

①便-70%

➁尿-20%

③汗-3%

➃髪-1%

⑤爪-1%

ちなみに有害金属類は「汗」により排泄されるといわれていますが、「便」にくらべるとその排泄量はとても少ないことがわかります。

したがって体のなかの毒素を排出するためには、快便がかかせないものとなります。

 

 

⑤「アッハッハッ」と大笑いができる。

大きな口を開けて大笑いできることは、あなたの健康バロメーターしめす指標となります。

おおくの病気はストレスや生活習慣のみだれにより神経が緊張してしまい、「神経システム」や「ホルモンバランス」が悪影響をうけることでおこります。

実際に笑うことで「NK細胞-ナチュラルキラー細胞」が活性化することで、免疫システムにも良い影響をあたえる効果があると証明されています。

 

笑うことのメリットについて・・・

①脳が元気になる。

脳にある「海馬-かいば」というところは、新しいことを記憶するときにはたらく器官となります。

笑うことで「記憶力」が高まり脳がリラックスするだけでなく、脳を元気にすることができるのです。

 

➁血流をよくする。

大きく笑うことは深呼吸をしていることとおなじ効果があるため、体のなかに酸素をたくさんとり込むことで血のめぐりが良くなり新陳代謝が高まるのです。

 

③自律神経のバランスがよくなる。

世の中はストレス社会といわれているため、心と体のバランスを壊しやすい時代でもあります。

ストレスを感じると神経が高ぶり、リラックスすることができなくなります。

大笑いしたあとには神経の緊張をやわらげることができるため、心と体の緊張がほぐれてリラックスすることができます。

 

➃筋力アップ

笑っているときには心拍数や血圧があがり、呼吸がふえてることで酸素が体のすみずみまでいきわたります。すると「内臓の体操」をおこなうこととおなじ効果が得られるのです。

 

⑤幸福感と痛みをやわらげる作用

笑うことで脳のなかにはエンドロフィンという快楽物質が分泌されます。またモルヒネよりも数倍の鎮痛効果があるため、痛みをやわらげるためにも効果的なのです。

心の底から大笑いすることは、「行動」や「考え方」にもよい影響を与えることができるのです。

ストレスを感じたときには「ドリフの大爆笑」などをみて、大笑いしてみてはいかがでしょうか。

(ババンバ、バンバンバン~👋(´・ω・`)♪)

 

 

⑥気持ちの切り替えがスムーズにできる。

日常のなかではあまり気がつきにくいところですが、実は心や体に不調があると動きもぎこちなくなってしまうのです。

たとえば会社や学校でなにか嫌なことがあったときに、その現象に思考がとらわれると目の前のことへの集中力がなくなってしまうのです。

日常のなかで集中力がなくなると、いつものように動いているつもりでも「よろけたり・つまずいたり・何かに衝突したり」というトラブルが多くなります。

したがって「自分が無意識に考えていることに、あえて意識を向ける時間」をつくり、ゆっくり自分と向き合うこともときには必要になるのです。

 

 

⑦プラプラと散歩する。

体を動かすことは人間が生きていくうえで本能でもあります。しかし、今の世の中は便利になったぶん、体を動かさなくても快適に生活できてしまします。

困ったことにそれに慣れすぎててしまうと、今度は体を動かすことが面倒になってしまうのです。

そこで、あなたの健康をたもつためにオススメしたいのが「散歩」となります。

一定の速さで歩くウォ-キングとはちがい、普段どうりの「呼吸のリズム」に合わせて歩くことが、心と体にとてもいい影響をおよぼすのです。

「何も持たず、何も考えず、ゆっくりとプラプラ歩く」など頭のなかにうずまいている邪念をすてて、頭と心を開放しながらリラックスできる散歩をおこないましょう。

 

 

⑧適度な欲望をもち、執着心をもたない。

欲を持つことは生きていくうえで大切なこととなります。しかし、ひとつの物事にとらわれて、執着しすぎることは健康的とはいえません。

たとえば、お酒に執着しすぎて毎日のように深酒をくり返すことや、セックスに依存することは「欲望のバランス」が壊れはじめている状態だともいえます。

大切なことは「ひとつのものごとに執着しすぎない」ということなのです。

ようするに、将来を悲観せず過去にとらわれず「今を生きればいい」わけです。

 

 

⑨新しいことに興味をもつ。

年齢を重ねていくと新しいことを学んだり、吸収することが面倒くさくなってしまいます。

物ごとにたいして消極的になってしまうことも、健康状態が悪化してきているシグナルとなります。

「好奇心」とは物ごとにたいする探究心や、本質を見極めるための学びを意味します。

ある研究では「好奇心のレベル」と「脳の萎縮」の比率をしらべたところ、好奇心があるひとの方が年齢をかさねても脳の萎縮が少ないことがわかっています。

好奇心をもちつづけることは老化を予防するだけでなく、心と体の健康にもよい影響をおよぼすのです。

したがて新しいものに関心を持つことを心がけることで、ベストな健康を維持できると言えるのです。

 

 

世代の違う人と雑談する。

人間同士のつながりがひと昔まえよりも希薄になった時代で、自分の世代とは違う人たちと会話することが少なくなりました。

また高齢になるほど若い人を避けがちでもあります。しかし、精神的にはあまり健康にいい状態とはいえません。

 

高齢者や子供たちが交流をおこない、地域のなかで気軽にあいさつできる関係になるほど「地域の安全」にもつながります。

 

また子供たちは年配の方々とふれあうことにより、自分の親からは学べなかった「知識」や「経験」をえることもできるのです。

 

若い世代の人たちにもおなじことが言えますが、世代を限定して自分の殻に閉じこもらず「いろいろな人たちと談笑すること」は心身の健康につながるだけでなく、成長のきっかけをえられる貴重な場にもなりえるのです。

 

 

⑪人を思いやる「心の余裕」をもつ。

自分のことばかり考えて相手のことや、周囲のことを思いやる余裕がない状態は健康とはいえません。

まずは日常のささいなことでもいいので、「感謝の気持ち」を意識することで、少しずつ心にも余裕がでてきます。

また他人の評価をきにしすぎて「自分への関心」が、なくなることも精神的にはよい状態とはいえません。

あなたの一番の理解者は「あなた自身」でもあるため、まずは自分を認めてあげることから物ごとがはじまります。

人生は長いマラソンであるため、疲れたときには動くための気力がわいてくるまで、ゆっくりと休むことがときには必要になることもあります。

 

なにごとも「心のゆとり」ありきなのです。

 

 

⑫いくつになっても「男女の性」を意識する。

年齢とともにおろそかになりがちですが、女性なら人前に出るときには化粧や身だしなみを気をつけます。

男性もおなじことで人前にでるときには、相手に不快感をあたえないようにきちんと身なりを整えることです。

何歳になっても異性の目を意識することは、男性らしさや女性らしさを持ちつづけることにつながり、「心身のバランス」からみても健康に良い影響をおよぼすものとなります。

 

⑬自信と謙虚さをもつ。

自信と謙虚さをもつことは、メンタルを安定させるためにとても重要なこととなります。

 

①自信とは「自分を信じる心」すなわち、心のスケールを大きくもつこととなります。

➁謙虚さとは「自分の未熟さを受け入れること」となります。

 

この相反する気持ちを、いかに心のなかでバランスよく共存させるかが健康をたもつうえで欠かせません。

また何ごとにおいても「自分ならできる」と信じて、「謙虚に学びを継続すること」が成功するためには重要なトピックとなります。

このバランスが壊れて謙虚さが失われると「傲慢-ごうまん」になってしまい、成功をおさめたとしてもいずれ没落してしまいます。

自分を信じる心がなくなると物ごとをネガティブに考えるようになり、「どうせ自分にはできない・・・」とすぐに諦めてしまうため結果もでません。

 

したがって「自信」と「謙虚さ」のバランスを、心のなかでうまくコントロールして成長しつづけることが大切なのです。

 

またすべての人が「自分とおなじ価値観」を持っているわけではないため、同じものをみたとしても感じることは人それぞれです。

年齢をかさねるにつれ「自分が100%正しい」という考えをもちがちになりますが、「色めがね」をはずして「物ごとを素直にとらえる習慣」を意識しておくことで、年齢に関係なく成長しつづけることができます。ご安心ください。

この「13の養生訓」をもとに、あなたがより良い人生を歩むための糧にしていただければ幸いです。

生涯健康で元気よくすごすためにも、ぜひ参考にしてくださいませ。

 

 

それでも、つらい気持ちがやわらげられなかったり健康の問題でお悩みのときは、鍼灸や整体をおこない体のバランスを整えることが必要なのでご予約ください。

 

私があなたのお悩みを、根本から解消するためのお手伝いをさせていただきます。

 

 

 

 

 

「健康に生きるために役立つ養生訓」について

(柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 藤井康徳 監修)

 
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