お医者さんとの連携プレー

【主訴】

左手関節痛

【既往歴】

高血圧症

変形性膝関節症(2年前に人工関節全置換術 TKA)


【来院に至った経緯】

本日、AM10:30頃に、散歩中に歩道の段差につまづいて転倒。転倒した際に、左手の手のひらを地面に衝きました。その後は、歩いて帰宅しましたが、時間の経過とともに手の腫れがひどくなったため当院へ来院されました。

【初回の状態】

最大圧痛点:左第五指中手骨 基部

腫脹++

軸圧痛+

皮下出血+

外傷あり

エコー検査にて不正像あり

受傷直後:冷汗(ショック様症状)

【治療経過と内容】

受傷直後の状態を医療的判断基準にもとずいて評価したところ、専門医による診察が必要だと判断。紹介状を作成して、「患部を安定させるための固定処置」を施したうえで整形外科の受診をうながしました。

すると整形外科医より・・・

「レントゲン検査では骨折がみられなかったが、CT検査をおこないわずかな骨折があることが判明しました」

とのご報告をいただきました。

その後は、「骨折を治すための固定」と「速やかなリハビリ」をおこない日常生活への復帰をサポートしていただけるとのことでした。

また看護師さんからも「処置が早くて良かったですね」といわれ、患者さんも安心されている様子だった。

【安心安全のための医療連携】

今回のケースでは、「患者さんの安全」を最優先に考えて、速やかに地域の整形外科へご紹介させていただきました。

実は整体業界では、

・国家資格(①柔道整復師:ケガのスペシャリスト、②鍼灸師:東洋医学のスペシャリスト、③あん摩マッサージ指圧師:手技療法のスペシャリスト)をもつ施術者は全体の約30%。

・その中でも「医療機関と連携できる施術者」は、全体のわずか5~10%程度。

といわれています。

国家資格があっても医療連携ができなければ、いざというときに患者さんを守ることができません。

当院では3つの国家資格をもつ院長のみが、責任をもちながら施術をおこない、必要に応じて専門医療機関と速やかに連携できる体制を整えています。

整形外科医の先生からも・・・

「大変貴重な症例をご紹介いただきまして、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」

と、たいへん丁寧なご報告をいただきました。

【まとめ】

患者さんに安心安全な施術をおこなうためには、しかるべきタイミングで医療専門家の力を借りることが不可欠です。

当院では「地域のお医者さんとの連携」を重視して、さまざまな健康問題に対応できる体制を整えています。どうぞ安心してご来院ください。

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