こんにちは。大津市まの鍼灸接骨治療院 院長の藤井です。
今日もお天気が良くて、11月のわりには温かさすら感じる気候でした。こんな爽快なお天気の日には身体を動かして心身共にリフレッシュしたいものですね。
本日は「ストレスと病気の関係」についてお話しようと思います。
医学の発展により私たちを苦しめる病気とストレスは、深く関係していることがわかってきました。
ストレスは大きく分けて2種類の状態が存在します・・・
➀精神的ストレス → 対人関係・仕事のプレッシャー
➁肉体的ストレス → 肉体疲労・睡眠不足・暴飲暴食・運動不足・痛み
人間の身体は常にベストな状態を保つために、さまざまな機能が働いています。ストレスを自覚していなくても、バランスを保つための様々な反応を起こっているんです。
寒くて身体がブルブル震えたり汗をかいたりするのも、外部ストレスに対して身体がベストな状態を保とうとする反応です。
プレッシャーを感じて胸がドキドキしたり、緊張して喉が渇いたり、恐怖を感じて鳥肌が立つのもストレス反応のひとつです。
嫌なことがあるとイライラして眠れなくなり、食欲がなくなったり逆に無性に食べたくなったりします。
じつは、これらの反応をコントロールしているのは「脳」なんです。
精神的ストレスや肉体的ストレスなどの情報は、全身に張り巡らされた神経を伝わり背骨から脳へ送られます。
そして、視床下部という身体機能をコントロールしているところまで情報が伝わり、はじめてストレスが認識されます。
視床下部は身体をコントロールしている司令塔
視床下部は【体温調節・ホルモン調節・摂食行動・飲水行動・性行動・睡眠】などの本能的な行動や、怒りや不安など全てをコントロールしています。
身体の異常やストレス情報が脳へ伝わりストレス反応が起こるのも、視床下部へ情報が伝わるからこそなんです。
そして、視床下部はストレスに弱いという特徴もあります・・・
ある臨床心理士さんの本によると、「食欲と性欲はとても良く似た行為である。異性と心や体を通わす関係をもたないものは、食欲で寂しさを紛らわそうとする傾向がある」としています。
なるほど・・・失恋した反動のやけ食いで体重が増えたという話も納得できますね(・ω・)
ストレスをため込み過ぎると、視床下部が誤作動を起こしやすくなるんです。
私たちの身体はさまざまなストレスを常に感じながら、精神的にも肉体的にも良い状態を保とうとしてくれます。私たちが健康でいられるのも、そうした影の力があるおかげなわけです。
しかし、そんな身体の頑張りにも限界はあります・・・
慢性的にストレスを感じつづけると、身体がストレスに対応できなくなり健康状態を保てなくなります。
それが病気です・・・
病気が発生するメカニズムには「自律神経とホルモンバランス」に深い関係があります。
あまりにも長期間ストレスをため込みすぎると、視床下部が誤作動をおこして自律神経が正常に働かなくなりホルモンバランスが悪くなります。
それらは背骨のゆがみによる、神経圧迫からおこります。
私たちの身体はストレスを感じると、ストレスを和らげるためのホルモンが分泌されます。
背骨がゆがみ神経圧迫をおこすと、身体の情報が正しく脳への伝わらなくなります。いわいる脳が身体の異常を正しく認識できなくなるのです。
それが、自律神経失調症などの原因がよくわからない病気です。
背骨がゆがむと「故障したところを治しなさい」という、脳からの指令が上手く伝わらなくなるわけです。
現代医学ではそのような状態を化学物質でつくった、人工的ホルモン(薬)で症状を改善しようとします。
しかし、根本原因は背骨のゆがみと神経圧迫によるホルモン分泌異常なので、お薬で補いつづけても良くならないのは当然のこととも言えます。
「最近、眠りも浅いしストレスたまってるなぁ~」とお悩みなら、当院へご相談ください。
あなたのお悩みを解決するために、お役に立てると思います。
(柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 藤井康徳 監修)