こんにちは。滋賀県大津市にあるまの鍼灸接骨治療院の藤井です。
秋になり夜も少しづつ肌寒い日がチラホラつづくようになりましたね。「食欲の秋・芸術の秋・スポーツの秋」など、いろいろ言いますが、あなたにとってはどんな秋になりそうでしょうか。私は毎日が「食欲の秋」となっております。
今回はそんな秋にオススメな「有酸素運動‐ゆうさんそうんどう」について、お話しをさせていただこうかと思います。
お時間のあるときにご覧いただければ幸いです。
有酸素運動とは・・・
有酸素運動とは「ウォーキング・ジョギング・エアロビックス・水泳・散歩」など、体をうごかすときに「アデノシン三リン酸(ATP)」といわれているエネルギーをつくりだして、筋肉がリズムよく動くくらいの運動といわれています。
ようするに運動をおこない息があがってしまうような強度ではなく、「自分のもっている50%ほどの力」で軽く汗ばむくらいの軽い運動となります。
また運動する時間も15~30分ほどなので無理なくつづけられるうえに、週に3回ほどの頻度だけでも効果があらわれるといわれています。
また運動をつづけることで「体力-たいりょく」がついてきますが、実際にウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を習慣にしている人では、毛細血管が増えることで「ミトコンドリア」が増加することがわかっています。
ミトコンドリアとは「エネルギー産生工場」ともいわれています。私たちが歩いたり走ったりと動くことができるのは、食事から吸収した栄養素をトコンドリアがエネルギーに変えてくれるからこそできることなのです。
したがって、ミトコンドリアの量が増えるほどより多くのエネルギーを作れるようになるため、からだを楽に動かせるようになるのです。
逆に筋力が低下することでミトコンドリアが少なくなりエネルギーをつくることができないと、からだが重くなってしまい動けたとしてもすぐに疲れてしまうのです。
ミトコンドリアは、活力をうみだすために欠かせない存在なのです。
また、からだを動かしたときの持久力は筋肉のなかにあるミトコンドリア量に比例するため、有酸素運動を習慣にしておくと少しずつからだのなかのミトコンドリアが増えていくため体力がつくようになるのです。
しかし、運動しない日がつづいてエネルギーを消費しない習慣がみにつくと「そんなにエネルギーいらないんじゃない?」とからだが判断するため、からだのなかのミトコンドリアの数も減らされてしまうのです。
逆に週に3回だけでもからだを動かすと「もっとミトコンドリアをつくれ~。」というぐあいにからだが反応するため、からだのなかでミトコンドリアの量が増えていきます。
したがって運動が苦手なひとでも「30分の散歩を週に3回」ほどおこなうだけで、ミトコンドリアが増えてからだが軽くなり動きやすくなります。
食欲がでてくる秋のおともに散歩はいかがでしょうか~。
「白筋-はっきん」と「赤筋-せっきん」について・・・
運動をつづけていると筋肉もほどほどについてきて体もひき締まるため、お風呂に入るまえに鏡をみてみると「オッ(´・ω・`)⁉」と感じることも少なくありません。
女性たちのおおくは「運動したらムキムキになるから嫌だわぁ~」と感じている方もいるかもしれませんが、有酸素運動ていどの運動量ではムキムキになることはありません。ご安心ください。
むしろ、足腰をうごかすことで血のめぐりがよくなり「顔のむくみ」がとれたり、「お肌のツヤ」がよくなることでお化粧のりがよくなります。
実はからだについている筋肉には「パワー・白筋」と「持久力・赤筋」など、おおきくわけて2種類の筋肉があります。
また、さきほどお話しさせていただいたミトコンドリアは「持久力・遅筋」に多くふくまれているため、ジョギングやウォ-キングなどの有酸素運動をおこなると赤筋がつきやすくなります。
赤筋は血液のめぐりがよくミトコンドリアがおおくふくまれているため、持久力や体力をつけて健康を維持するためには最適な筋肉となります。
またミトコンドリアが体のなかでエネルギーをつくるためには、かならず「酸素-さんそ」が必要になります。
したがって強度が強すぎる「ダッシュ」や「ウエイトトレーニング」などの運動は、ミトコンドリアに十分な酸素が供給されないため体力をつけたり健康を維持したい方にはあまりオススメできません。
ウォーキングや軽いジョギングをつづけると「毛細血管-もうさいけっかん」が増えるため、ミトコンドリアは豊富な酸素をよりとり込むことで効率的にエネルギーをつくりだすことができます。
その結果として「疲れにくい体」を手に入れることができるのです。
「寝ているだけでも赤筋を鍛えられるトレーニング」について・・・
デスクワークにより同じ姿勢でいる時間が長くなるほど、体が硬まってしまい腰痛や肩こりも感じやすくなります。
体を強くしたり運動不足を解消するためにダンベルやウエイトなどの、「強度の強いトレーニング」をおこなう方もいるかもしれません。
実は体を大きくするために「重たい負荷のトレーニング」をおこないつづけると、白筋がおおくなりパワーはつくものの姿勢が悪くなることで背骨がダメージをうけることも少なくはないのです。
したがってトレーニングをおこない肉体を追い込むときには、計画をたてて「バランスのとれたメニュー」をつくることが必要となります。
筋肉にはもともと「動かす筋肉-アウターマッスル」と「支える筋肉-インナーマッスル」があり、それぞれ役割が異なります。
スポーツの競技により求められるものは異なりますが、やはり身体能力を高めるためにはストレッチなどをおこない、柔らかさを獲得しながら大きな筋肉を鍛えていくと安心です。
何ごとも「バランスが大切」なのです。
さまざまな不調の原因となりやすい筋肉のひとつに、「体幹を支える筋肉(インナーマッスル)」というものがあります。
「腸腰筋-ちょうようきん」ともいわれ、体幹の安定させるためにたいへん重要な筋肉のひとつとなります。
また腸腰筋には赤筋がおおくふくまれているため、腸腰筋をエクササイズすることで体幹が強くなるだけでなく「疲れにくい体」を手に入れることができるのです。
したがってパフォーマンスを向上させたり肩こりや腰痛を解消したいとお悩みの方には、是非エクササイズしてほしい筋肉のひとつとなります。
腸腰筋をエクササイズできる「楽トレ」はこちら。https://mano-healthcare.com/aboutus/raku-tore/
したがって、まずは「30分の散歩を週に3回」にトライしていただき、赤筋を刺激していただければと思います。
それでも、体の痛みにより歩くことができなかったり健康の問題でお悩みのときは、鍼灸や整体をおこない「体のバランス」を整えることが必要なのでご予約ください。
私があなたのお悩みを、根本から解消するためのお手伝いをさせていただきます。
(柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 藤井康徳 監修)