なぜ同じ施術でも結果が違うのか
―師匠から教わった“判断する”という考え方―
「同じような施術を受けているのに、なぜ結果が違うのか?」
これは、多くの方が一度は感じたことがある疑問ではないでしょうか。
・どこへ行ってもやることは似ている
・その場では楽になる
・でもまた元に戻る
なぜ、このようなことが起きるのでしょうか。
私も同じように考えていました
開業して間もない頃の私は、こう考えていました。
「とりあえず体が動きやすくなればいい」
「硬いところを緩めればいい」
つまり、「どこを触るか?」ばかりを考えていたのです。
今振り返れば、これは“形だけの施術”でした。
師匠から言われた一言
ある日、恩師に私の技術を評価してもらったときに、言われた言葉があります。
「それじゃダメだ」
正直、まったく意味が分かりませんでした。
同じように体を見極めている。
同じように施術している 。
それでも何故か結果が違う。
当時の私は、まったく理解できませんでした。
見ている“基準”が違っていた
追求していくとたどり着いた答えはとてもシンプルでした。
「見ている基準が違う」
それまでの私は、「どこを触るか」しか見ていなかったのです。
しかし、本来重要なのは、「体の状態をどう判断するか」だったのです。
なぜ結果が安定しなかったのか
今考えてみると理由は明確です。
判断をしないまま施術していたから。
・なんとなく気になるところ
・動きが悪いところ
・硬いと感じるところ
こういった“感覚”だけで施術していると、結果は安定しません。
なぜなら、それは施術ではなく「単調な作業」になってしまうからです。
体は常にサインを出している
実際には、体は常に情報を出しています。
・左右のバランス
・動きの違い
・反応の変化
これらはすべて、体からのサインになります。
しかし、「どう見るか」という判断基準がなければ、それはただの“現象”にしかすぎないのです。
ここで臨床が変わり始めた
この“判断”という考え方を学んでから、私の施術は大きく変わりはじめました。
・迷いが減る
・優先順位がはっきりする
・結果が安定する
特に「すぐに戻ってしまう状態」。
これが明らかに変わり始めました。
なぜどこへ行っても良くならないのか?
これまでの経験から、はっきり言えることがあります。
良くならない理由は「施術の種類」ではありません。
「判断の基準がないこと」
これが大きな原因です。
同じように見える施術でも、判断が違えば結果はまったく変わる。
これが現場で起きている現実です。
あなたの施術はどうですか?
ここで一つだけ、問いかけさせてください。
あなたが受けている施術は、
「なぜそこを触っているのか?」
説明できるでしょうか?
もし、
・なんとなく
・とりあえず
・いつも同じ流れ
そう感じることがあれば、
その価値を、一度見直してみる必要があるかもしれません。
次回予告
では実際に、この“判断”ができるようになると、
患者さんの体はどう変わるのか?
どれだけ結果に差が出るのか?
次回は、実際の臨床で起きた変化をもとに「なぜ改善するのか?」をより具体的にお伝えします。
「どこへ行っても変わらなかった状態」がなぜ変わるのか。
その理由が、よりはっきり見えてくると思います。
