こんにちは。大津市まの鍼灸接骨治療院 院長の藤井です。
10月も後半に差し掛かり夜も少し寒さを感じるようになりましたね。
この時期になると冷え症をお持ちの方は、つらいなぁと感じることが多くなるのではないでしょうか?身体が冷えると疲れもとれないし、動きたくなくなりますよね。
今回は「身体が冷えて疲れやすいな・・・」と、お悩みの問題を解消する方法をお伝えいたします。どうぞ、ご活用ください。
ストレス社会といわれる現代は、さまざまな要因で身体の疲れが溜まっていきます。とくに低体温は代謝が悪くなり疲れがとれない原因にもなります。
じつは、50歳以降の冷え性は要注意なんです・・・
20代ではたんなる足腰の冷えですんでいたものが、50代では病気の発症リスクがぐ~んと高くなります。
脳の血流が悪くなることで発症するパーキンソン病も、50代~60代がもっとも発症リスクが高くなり、その他多くの病気が50代を境に増加する傾向にあります。
なぜ50代を境に病気が増えるのでしょうか?それには理由があるんです・・・
目次
50歳以降は動脈硬化が進行しやすい。
動脈硬化は血管の壁が硬くなることでことで起こりますが、血管壁の内部に悪玉コレステロールがこびり付いてプラークという塊をつくると血管が詰まりやすくなるのです。
加齢によりこれらのリスクが高くなるのが、だいたい50歳前後なのです。
いわいる冷え性で低体温の体質だと血液がドロドロになり、動脈硬化でプラークがこびり付いた血管壁のなかをドロドロな血液がゆっくり流れるわけです・・・
想像すると「( ゚Д゚)・・・⁉」ですね(笑)
ようするに50歳を超えるとただでさえ動脈硬化のリスクが高まるので、冷え性や低体温でお悩みの方はできるだけ早めに危機管理をしておいた方が良いのです。
さらに、背骨がゆがみ自律神経が乱れて交感神経が過緊張の状態なら、動脈硬化で硬くなった血管がさらに収縮して高血圧にもなるわけです。
このような身体の状態は、脳血管障害や心臓病の原因にもなります。
動脈硬化の危険因子は・・・
➀高血圧
➁喫煙
③糖尿病
④高コレステロール
といわれています。なかでも、喫煙をやめることが出来ずにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
しかし、50歳以降も健康でいるためには、動脈硬化を誘発する4つの危険因子をひとつでも減らして、体温を上げて血管を柔らかく柔軟に保つ必要があります。
そうすることで動脈硬化で硬くなった血管のダメージも少しずつ回復して、結果的に病気にかかるリスクを下げることができるのです。
冷え性を改善して動脈硬化を予防することができる、3ポイントをお伝えいたします。
➀散歩
1時間ほどプラプラ散歩する習慣を身に付けることで、筋力UPして内臓脂肪が減少しやすくなるため冷え性や動脈硬化の予防に役立ちます。
ジワ~っと背中に汗をかくくらいの運動量が理想的です。
➁温浴
42℃ほどの少し熱いかな?と、感じる温度で10~20分温浴します。
深部体温を上げて冷えを改善することで、代謝が高くなり痩せやすい体質をつくれるので動脈硬化の予防に役立ちます。
③身体のゆがみを整える
じつは、背骨がゆがむと自律神経のバランスが乱れて交感神経が異常興奮して血管が収縮するため、高血圧の根本原因になるのです。
また、体幹を支える深層筋が硬くなることで下半身の血流が悪くなるため、冷え性の原因にもなります。
定期的に背骨や身体のバランスを整えることで、これらの問題を根本的に改善して将来かかるかもしれない病気のリスクを大きく下げることができるのです。
当院では、健康状態を根本的に改善するためのトータル治療をおこなっております。あなたが冷え性による身体の疲れや、お薬に依存しないとコントロールできない高血圧でお悩みなら、当院へご予約ください。
(柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 藤井康徳 監修)