ケガの治療について

緊急性のあるケガはすぐにご連絡を

当院は完全予約制ですが、緊急性のある骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲は、随時受け入れしていますのでご連絡ください。

➀エコー検査(超音波診断装置)

エコー検査

柔道整復師(接骨院)は、運動器(骨、筋、腱、靭帯、関節)にともなうケガのスペシャリストです。そのなかで、エコー検査は厚生労働省から取り扱うことを許可された、唯一の検査機器となります。

ケガをされたきっかけを詳しくお聞きし、触診から徒手検査、エコー検査をおこなうことで患部の状態を正確に判断することができます。

ケガは痛めた初期に「鑑別」と「適切な処置」をおこなわないと後遺症が残ってしまう恐れがあります。後遺症が残ってしまった場合、パフォーマンス低下や将来的な関節疾患の原因になってしまうこともあるため、競技生活や日常生活に大きな影響をおよぼす可能性があります。そのため、初期治療はとても大切なこととなります。

レントゲン撮影との違い

レントゲン撮影では主に、放射線(X線)を用いて骨折や腫瘍の有無を観察しますが、エコー検査では、

  1. 骨、筋肉、腱、靭帯、軟骨などの状態をリアルタイムに観察できる
  2. 静止画像のみではなく患部を動かしながら観察できる
  3. 腫れや内出血。筋肉の断裂などの状態を観察できる
  4. 被爆しないので何回でも検査できる
  5. 子供や妊婦さんでも安心して使用できる

などのメリットがあります。

こんな症状に適しています

  1. スポーツや仕事中に、肉離れをおこした
  2. 手足をついたあとに、痛みがひかない
  3. 打撲して内出血や腫れがひどい
  4. 強い衝撃のあとに足がつけない、肩が上がらない
  5. 野球選手の肩・肘の痛み
  6. サッカー選手や陸上競技での捻挫

患部の血流、炎症の観察ができる

エコー検査機器では「カラードプラ機能」という特殊な機能をつかって患部の血流、炎症状態などを観察することができ、ケガが治っていく過程での、患部の血流状態などをより正確に評価できます。

➁ギプス固定

ギプス固定

痛めた患部を、固定力の弱いテーピングなどで中途半端に固定してしまうと「痛みはなくなるものの関節は不安定」といった後遺症が残ってしまうことが数多くあります。ケガは初期治療が最も大切です。ギプス固定をおこなうことで、患部をしっかりと固定することができるためケガの後遺症を予防しながら、確実に早く治すことができます。

また、ギプス固定期間中は転倒などによる再負傷のリスクを最大限予防できます。当院では、固定期間中にも治癒を早めるための特殊な電流を患部に流しながら後遺症の予防をおこなうため、固定除去後のリハビリ期間も短縮することができ、日常生活や競技復帰までの回復を早めることが可能です。

このような症状に適しています

  1. 手が腫れて物が握れない
  2. 腱鞘炎で手首が動かせない
  3. 足をついて歩けない
  4. ケガをしたけど早く復帰したい

このような効果があります

  1. ケガの早期回復ができる
  2. 再発や筋力低下が予防できる
  3. 松葉づえをつかずに歩行できる
  4. 仕事や学業を続けながら治せる
  5. 日常生活が楽になる

ギプスキャスト

ギプス固定は患部全体を巻くことで、再発を予防しながら患部の安定性を保つことができ治りが早くなるというメリットがあります。足関節捻挫などで歩行困難な場合は専用器具を取り付けることで歩行しながら日常生活を過ごし、早期回復を目指すことが可能です。

ギプスシーネ

シーネ固定とは重度のケガや骨折でないと判断された症例で使われることが多く、取り外しが可能な固定具です。患部の状態を観察しながら固定したいときや、専門医療機関に紹介する際に使用します。固定範囲を包帯などで覆うため取り外しが可能で、かぶれにくく患部の清潔を保ちやすいというメリットがあります。

当院では症状に合わせて適切な処置・固定をおこない、緊急性があると判断した場合は専門医療機関と連携いたします。

ギプス固定後のリハビリにも対応しています

ギプス固定後の固くなった関節や筋肉を放置してしまうと、日常生活に支障がでたり競技復帰に時間がかかってしまいます。ギプス固定除去後は、痛みや腫れの治療をおこないながら愛護的な可動域訓練、筋力訓練、運動神経の訓練、ストレッチを組み合わせることで早期回復を目指します。

固定後のリハビリにも対応しています

③テーピング固定

患部の安定性を高め、血流を改善させることで自然治癒力を高めます。競技中のパフォーマンス向上や再発予防、動かすと痛い、動かしにくいといった症状にも効果が期待できるため、治療期間中の状態の維持にも効果的です。通気性にも優れているため副作用や、かぶれなども予防できます。

このような症状に適しています

  • 骨折、脱臼、捻挫、肉離れ後のスポーツ復帰
  • 腰痛や肩コリなどで関節を曲げにくい
  • 外反母趾、偏平足、変形性関節疾患で痛みがある
  • 治療後の状態を維持したい

このような効果があります

  • 関節の動きを制限することで症状を改善させる
  • 痛みや凝りの緩和や予防
  • 腫れや内出血を改善させる
  • 疲労蓄積の予防
  • 筋肉や関節の動きをサポートする

④包帯固定

包帯

柔らかい弾性包帯と、伸び縮しない綿包帯があります。ギプスシーネや簡単な固定具を固定する際に用います。

(柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 藤井康徳 監修)

 
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