「トンプソン・テクニック」について

こんにちは。滋賀県大津市にある、まの鍼灸接骨治療院の藤井です。

 

今回は私がおこなっている整体(カイロプラクティック)について、お話をさせていただこうかと思います。

 

長い文章となりますので、興味のある方のみご覧いただけると幸いです。

 

 

まずは当院で使用している「トンプソン・テーブル」についてです。

この治療テーブルはニュートンの「慣性の法則」をつかうことで、骨格のゆがみを安全に整えられるというものです。

 

つまり、テーブルが落下したときに「第二の力」がかかり背骨が矯正されるのです。

 

今となっては「年齢に関係なく骨格のゆがみが整えられる医療機器」として世界の治療家たちに愛用されています。

 

海外ではトンプソンテクニックや鍼灸をおこない、「手術をせずに背骨の病気を治す専門病院」があるほどです。

 

 

トンプソン・テククニックの特徴

トンプソンテクニックの特徴のひとつが「うつ伏せのままリラックスして治療を受けられる」ということです。

また神経の流れを分析するために「短下肢脚長差分析法-たんかしきゃくちょうさぶんせきほう」がおこなわれ、頭を左右に向けることで体の状態を見極めることができるのです。

これは「どのような手順でアジャストメントをおこなうべきか」を判断するためにたいへん役立ちます。

アジャストメントをおこなうときは、患者さんの体重に合わせたテーブルに寄りかかります。

テーブルが落下したときのわずかな力で、安全で効果的に背骨や骨盤のゆがみを整えることができるのです。

 

 

「カイロプラクティック」と「整体」の違いについて

カイロプラクティックは1895年9月11日にもともと磁気治療家だったDDパーマーが、耳が聞こえないことに悩んでいたハービー・リラードの背骨を矯正をおこなったことからはじまります。

そもそも、歴史的にも有名な治療家たちも「背骨と健康」には深い関わりがあることには気がついていました。

ヒポクラテスやギリシャの医師たちは、こんな言葉を残しています。

 

 

「背骨についての知識を深めよ。あらゆる病気の原因である。」

 

 

磁気治療家として活躍していたDDパーマーは、「背骨や神経の知識」をつけるために解剖学や生理学の勉強に何年もついやしていました。

 

ある日、耳が聞こえないと悩んでいたハービー・リラードから相談をうけて、背骨をくわしく検査すると「動きの悪くなっている背骨」があったのであるべき状態へと矯正しました。

すると、治療をおこなうごとにリラードの聴力が奇跡的に回復していったことから、カイロプラクテックの歴史がはじまります。

 

その後、カイロプラクティックは「脳と体の神経ネットワーク」に焦点をしぼりこみ、「背骨が正常であれば、あらゆる病気は自分の力によって治すことができる」という考えをもとに進化してきました。

また現在にいたるまで多くのカイロプラクティックの技術が開発されて、代替医療のなかではもっとも論文がおおくさまざまな研究がおこなわれています。

 

 

カイロプラクティックは「科学的な治療法」なのです。

 

 

有名な技術のなかにはトンプソン・テクニックのほかにも・・・

 

①ガンステッド

➁ディファーシファイド

③SOT(仙骨後頭骨テクニック)

➃ターグルリコイル

➃CBT

⑤アクチベーター

⑥ローガンベーシック

 

など、さまざまなテクニックが存在します。そのなかでも人気のあるテクニックのひとつが、1952年にJ・クレイ・トンプソン博士が開発した「トンプソン・テクニック」となります。

このテクニックは「ニュートンの法則(慣性の法則)」を利用することで、驚異的な効果を発揮することに成功した素晴らしいテクニックなのです。

 

 

「安全」で「効果的」なアジャストメント

患者さんの体に優しい

トンプソン・テクニックの特徴のひとつに「患者さんに優しい矯正ができる」というメリットがあります。

トンプソン・テクニックは短くなった脚の長さと、首を右左に向けたときの変化をみて「5つのパターンに分類」することで、安全で効果的なアジャストメントをあなたに提供することができます。

この技術により「年齢や性別に関係なく安全で効果的なアジャストメント」をおこなうことができようになったのです。

私たちの体にはもともと、「治す力」や「保つ力」などの素晴らしい力が備わっています。

体は神経の流れがスムーズになったときに、「治る力を100%発揮できる」ということを知っているのです。

 

したがって当院でも「自然にできた病気は、自然の力によってのみ治る」という概念にもとずいて、整体(カイロプラクティック)をおこなっております。

 

 

そして、このテーブルを開発したのは「J・クレイ・トンプソン」という偉大な人物です。

J・クレイ・トンプソン物語

j.Cray.thompson D.C,,Ph.C 1909年7月8日~1995年11月27日

 

1909年7月8日に米国ワイオミング州のハートビルで生まれる。

1935年 26歳 結婚して娘をさずかる(孫娘のBeth ZoggがThompson Technique Foundation設立)

1937年 28歳 重度の糖尿病になるものの、カイロプラクティックをおこない病を克服する。

1945年 36歳 感銘をうけてパーマー・オブ・カイロプラクティック大学に入学する。

1947年 38歳     カイロプラクティック大学を卒業してDCライセンスを取得。

1952年 43歳    ドロップピースをテーブルに取り付けて、テーブルの開発にとりくみはじめる。

1956年  47歳 トンプソンテーブルの開発に成功して、トンプソンテクニックを作りあげる。

1957年 48歳 デブンポートで自分のクリニックを開院する。

1958年  49歳 栄誉ある「カイロプラクター・オブ・ザ・イヤー」を受賞する。

 

 

トンプソンが子どもの頃に、自分の父親が「胆石症」といわれて手術をすすめられたとがありました。

しかし、父親は手術を嫌がりカイロプラクティックを選びました。すると、なんと胆石症が治ってしまったのです。

この出来事が、トンプソンがはじめてみた「カイロプラクティック」だったのです。

 

その後、世界恐慌のなかトンプソンは波乱万丈の人生を歩むことになります。

 

そんなある日、自分が「重度の糖尿病」を患ってしまいます。

 

医師には「あと10日くらいしかもたないだろう」といわれたので、「医学で治らないのならカイロプラクターに相談しよう」ということになり、父親を治してくれたカイロプラクターのもとを訪れました。

 

そして、2週間ほどトムソンの背骨を矯正すると糖尿病が治ってしまったのです。

 

トンプソンの話を聞いた医師は「あるときは自然の力が威力を発揮するのかもしれない」と驚いていたようです。

感銘をうけたトンプソンは1945年にパーマー大学へと入学して、ライセンスを取得してから17年間ほど教員として働きます。

そして、臨床をおこなうなかでさまざまな改良をかさねて、1958年に初代トムソン・ターミナルポイントテーブルを開発することに成功したのです。

 

 

トンプソンから愛されたある日本人

そんなトムソン・テーブルがなぜ日本にやって来たのかというと、ある日本人の力があったのです。

それは、日本のカイロプラクティック界のパイオニアで、私の恩師でもある塩川満章DCです。

 

満章先生は整形外科医である兄から「医学では慢性疾患が治らないから、アメリカでカイロプラクティックというものを学んでこい」といわれて、わけもわからず渡米したそうです。

 

また満章先生がアメリカで学生をしていたときには「ガンステッド・デイファーシファイド・ターグルリコイル」が主流だったので、トンプソン・テクニックは学校のカリキュラムに含まれておらず卒後研修としてしか学ぶことができませんでした。

 

トンプソン先生は20人ほどの生徒を集めて、一人一人丁寧にトンプソン・テクニックを教えていったそうです。

 

そんな流れで、1973年にJ・クレイ・トムソンと満章先生がはじめて出会うことになったのです。

 

はじめは「テコの原理」を利用して治療をおこなうスタイルに戸惑うこともあったようですが、しだいにテーブルの高い性能に魅了されるようになりトンプソン先生の付き人をするようになります。

 

二人は意気投合することで、日本や海外のさまざまな場所でトムソンテクニックを広めるための公演をおこないました。

トムソン先生は1974年から20年も毎年、日本をおとずれて「トムソンテクニックの技術や知識」を伝えてくれたそうです。

私の師匠である満章先生はもう75歳になりますが、まだまだ臨床の現場でバリバリと働いています。

しかし、残念なことに日本ではカイロプラクティックの法整備化がすすんでおらず、トンプソンテーブルも全国に広がったものの肝心な「正しいテクニック」が徹底されていないのが現状でもあります。

 

いわいる「軽自動車しか運転したことがない人が、ポルシェを運転している」という状況なのです。

 

満章先生もときおり「日本では90%のカイロプラクターが、正しい学問にもとずいて施術をおこなっていない」と嘆くことがあります。日本でまともなカイロプラクターは「全体のわずか1%」しかいないのです。

 

 

「〇〇矯正」や「ボキボキ整体」などとうたっている治療院のおおくは、「カイロプラクティックの原理原則」とはかけはなれた施術をおこなっているとみてまず間違いありません。ご注意ください。

 

 

したがって、後輩たちに「正しい技術や知識」を伝えていきながら、一人でも多くの健康問題に悩んでいる方たちを助けることが、私たち世代の役割だという思いがあります。

 

いつの日かトムソン先生や満章先生を追い抜かせるように、止まることなく日々精進していこうと思います。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「トンプソン・テクニック」について

(柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 藤井康徳 監修)

 
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