「子供たちにおこりはじめている現象」について

こんにちは。滋賀県大津市にある、まの鍼灸接骨治療院の藤井です。

 

 

ここ数年、雨や台風などの被害が大きくなり自然の変化を感じるようになりました。

子供たちが大きくなっても、住みやすい地球のままであって欲しいものです。

 

今回は「子供たちにおこりはじめている現象」について、お話をしようと思います。

 

お時間のあるときにご覧いただければ幸いです。

 

「体の変化」について

私たちの生活はひと昔まえにくらべて、食べ物の栄養もよくなりスマホやパソコンの普及によってとても便利になりました。

食事はコンビニに行けばすぐ手に入るし、必要なものがあればボタンひとつで商品を購入することもできます。

すると、ついつい家から出ない日も多くなりがちです。

 

 

「最近、体を動かしてないな~」と、感じている方もおられるのではないでしょうか。

 

 

実は人間の体は毛が薄くなったくらいで、縄文時代からたいして変わってはいません。

したがって「楽しながら生活ができて、美味しいごはんをたくさん食べられる環境」が、私たちの健康にとってベストかというと微妙なところでもあります。

ようするに、まわりの環境がもすごい勢いで変化してきたので、「心身のバランス」がついていきにくい時代ともいえるのです。

 

また「人体の構造」からすると飢餓には耐えられるものの、飽食に耐えるようにはできていません。食べすぎによる肉体へのダメージは少なからずあるのです。

 

 

したがって、これからは「食べるものと食べないものを賢く選択すること」が重要になってきています。

 

 

また、姿勢もおなじことでもともと背骨は何時間もおなじ姿勢でいるようには作られていないません。なので、やはり体のメンテナンスをおこない背骨の健康を守っておいたほうが安心だと思います。

 

生活が豊かになったことで昔にくらべて寿命が20年も伸びました。しかし、「自分の健康は、自分で守る」という意識をもたなくてはいけない時代になったことはたしかです。

 

「加齢とともに起こりやすい問題」について。

①サルコペニア

加齢や病気により筋肉がなくなると、体を動かすはたらきも低下してしまいます。

体を動かす力が弱くなると転倒しやすくなり「寝たきりになるリスク」が高くなるのです。

 

①歩く速度が低下する。

➁着替えや入浴ができにくい。

③転倒しやすい。

➃椅子から立ち上がりにくい。

 

筋肉がなくなるとこれらの症状があらわれてきます。また、内臓の病気により死亡するリスクも高くなることがわかっています。

 

 

➁フレイル

サルコペニアと似ていますがフレイルは「年をとることで心と体が衰えた状態」をいいます。

年をとると家からでることが少なくなるため、ご飯も食べる量が少なくなります。

するとサルコペニアになりやすく身体機能が衰えることで、さまざまな問題がおこりやすくなるのです。

 

①体重が減る。

➁疲れやすい。

③日常で動くことが少ない。

➃歩く速度が遅くなる。

⑤握力が低下する。

 

これらの状態をおこすと、脳卒中などの病気になりやすくなるため介護が必要になりやすくなるのです。

またフレイルは「判断力の低下」や「認知力の低下」をまねくなど精神的な問題もひきおこしやすくなります。

ようするに「家のなかに閉じこもってたらボケちゃうよ~」ということとなります。

 

 

「子供たちにおこりはじめてる現象」について

筋肉には体を動かすだけではなく、全身に血液をめぐらせたり良い姿勢を維持したりといろいろな作用があります。

したがって筋肉が落ちすぎると、子供でもさまざまな問題が起こるようになるのです。

年齢とともに筋肉が減っていくことは自然な流れでもありますが、そんなにストイックにならなくても「健康を維持するための筋力」はつけることができるのです。ご安心ください。

 

 

 

そして、気がかりなことは「子供たちの身体能力の低下している」ということです。

 

 

 

私はお仕事をとおして老若男女とわず、さまざまなお悩みを解消するためのお手伝いをさせていただいてます。

そのなかでも、特に子供たちの姿勢が「年齢のわりに良くないなぁ~・・・」と感じることが少なくないのです。

スポーツをしているとケガをすることもありますが、お話を聞いていると肩コリや腰痛などの問題もかかえている子供たちがかなり多いのです。

 

 

体ができあがっていない成長期の子供たちが、肩コリや腰痛に悩まされるなんて本当ならありえない話なのにです。

 

 

また背骨がゆがんで神経がダメージをうけることで、「脳と体の神経ネットワーク」に悪い影響がでると「物事への反応や判断」も鈍くなるため、正しくものを見たり思考できなくなることも珍しくはありません。したがって、肩コリや腰痛をあなどってはいけないのです。

武術の師匠(オーストラリア人)やスペインの友人と話していたときも、「みんなスマホばかりみてるから、背中が丸くなってるし。メンタルが不安定な子供たちがとても多いよ~」と言っていました。

子どもたちの肉体の退化は、まさに世界的な現象なんだと思います・・・( ゚Д゚)

 

「大人が気がついてあげてほしいこと」について

筋力が低下したり姿勢が悪くなることでさまざまな問題がおこるのは、大人にかぎったことではなくなりつつあります。

ひと昔まえより子供たちはゲームで遊ぶことが多くなり、外で遊ぶことが減ったことで体を動かす機会が少なくなっているのです。

その結果、子供たちの運動能力が低下してしまい、さまざまな問題が起こりやすくなっているのです。

「子供のロコモ」について・・・

・姿勢が悪い

・疲れやすい

・肩コリや腰痛がある

・転んだときに顔をぶつける

・不安定な姿勢を支えられず転倒する

・しゃがめない

・骨折しやすい

姿勢が悪くなり体のコンデションが悪くなると、このような問題があらわれるのです。

 

ロコモとは、体を動かすための「骨・筋肉・関節・脊髄」などが衰えて、移動するための力が低下している状態をいいます。

 

実は子供たちが転倒したときに骨折するトラブルが、40年まえのなんと2倍にまで増えていてるのです。

ロコモになり体のコンデションが悪いまま、勉強やスポーツを頑張っている子どもたち増えているのです。

 

 

やはり物ごとは「継続は力なり」なので、つづけないことには一流になれません。

 

 

特に「能力が高くて根性がある子」ほど、みんなが諦めるところを「食らいついていける能力」があるため無理をしがちな傾向があります。

 

しかし、やみくもに頑張りつづけるだけでは最初のうちは成果がでても、いずれトラブルがおこりお勉強やスポーツを継続できなくなるかもしれません。

 

 

大人になってから無理がたたり、物ごとが継続できないとなれば本末転倒なのです。

 

 

「人生は長いマラソン」なので、疲れたら休むことも必要です。今後のためにも頑張るだけではなく、「肉体を労わることの重要性」も意識しておくと安心だと思います。

 

成長期は大人になってから夢を追いかけたり、仕事を頑張るための土台をつくる大切な時期なのですから。

 

子どもたちのためにすぐできること

子どもでも大人でも、ひと昔まえよりも座る時間がながくなり「同じ姿勢」でいることがとても多くなりました。

もともと背骨や骨盤は同じ姿勢をキープしていられるようにはできていないため、姿勢が悪くなることで背骨へのダメージが蓄積されていくのです。

したがって、座り方を改善するだけでも背骨のダメージは改善されますのでぜひトライしてみてください。

イスに浅く座るとついつい腰が丸くなり猫背を誘発してしまうため、イスに腰かけるときは「深く座る」ということだけ意識する。

 

すると体を支える面積が広くなり、背中が丸くなることを予防することができます。

 

また子供たちが座ているときに猫背になっていると感じたときは、「深く座りなさい~よ~」と優しく指導してあげてみてください。

それでも、お子さんの姿勢が気になっていたり、肩コリや腰痛などの不調でお悩みなら当院へご相談ください。

「子供たちの健康」は日本の未来なので、全力でサポートさせていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「子供たちにおこりはじめている現象」について

(柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 藤井康徳 監修)

 
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